ウポポイ開業1周年、加藤官房長官があいさつ


アイヌ文化の素晴らしさを体験、民族共生へ取り組み強化

ウポポイ開業1周年、加藤官房長官があいさつ

アイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」開業1周年セレモニーであいさつする加藤勝信官房長官=17日午前、北海道白老町(時事)

 政府のアイヌ政策推進本部長を務める加藤勝信官房長官は17日午前、アイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(北海道白老町)の開業1周年セレモニーに出席した。あいさつで加藤氏は「アイヌ文化の素晴らしさを体験し、民族共生の理念に共感していただけるよう、コンテンツの充実、PR活動の強化に取り組んでいきたい」と強調した。

 常本照樹アイヌ民族文化財団理事長は「ウポポイがアイヌ文化の扇の要となり、伝統文化を継承し、新たな文化を創造する拠点として発展することにさらに力を注いでいきたい」と語った。

 ウポポイはアイヌ文化の復興・発展のために2020年7月に開業。年間来場者百万人を目標に掲げていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今月8日までの来場者数は約25万6000人にとどまっている。