東京メトロ、車両ごとの混み具合をスマホで確認
銀座線と丸ノ内線から導入、リアルタイムで情報を提供
東京メトロは14日、銀座線と丸ノ内線で車両ごとの混雑情報をリアルタイムで提供するサービスを始めた。駅ホーム端に設置したカメラで列車の混雑状況を撮影し、人工知能(AI)で解析。発車から十数秒でスマートフォンのアプリに反映される。年度内に全線へ広げたい考えだ。
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、「密」を避けてもらうのが狙い。車内の奥行き情報を取得できる「デプスカメラ」を導入し、正確な計測が可能になった。カメラを設置していない駅では、解析データに基づいた混雑予測を配信する。
混雑状況は「座れる」「かなり混み合っている」など4段階で表示する。東京メトロの担当者は「できる限り安心してもらえる場所を見つける一助になれば」と話した。