豪快な八甲田スキーをシドニーでPR
青森県が観光誘致セミナーを初開催
青森県は13日、オーストラリアのシドニーで観光誘致セミナーを初開催した。豪州では日本へのスキー旅行の人気が高まっており、雪深い八甲田山での豪快なスキーの魅力を旅行代理店関係者らにアピールした。
日本政府観光局(JNTO)によると、2013年に日本を訪れた豪州人は前年比24%増の24万4600人で過去最高を記録。豪ドル高により、日本での滞在費に割安感が出たのも一因だ。北海道や長野県を中心にスキー客が伸びており、青森県も開拓の余地は大きいと判断した。
佐々木郁夫副知事は「青森には四季折々の魅力があるが、まずはパウダースノーを体験できるスキーを楽しんでいただけたら」と売り込んだ。セミナーでは、ねぶた祭や情緒あふれる温泉の様子も写真や映像を使って紹介された。
青森県を最近訪れた公務員のニール・セルモンさんは「青森では文化と自然が融合した日本らしい体験ができる」と語っていた。(シドニー時事)