ベネッセ、「進研ゼミ」にタブレットを導入
9学年計約80万人利用を見込む
通信教育大手ベネッセコーポレーション(岡山市)は、通信講座「進研ゼミ」にタブレット型の専用携帯端末を本格導入する。これまで中学1年向け講座で試行してきたが、小学1~5年、中学2年~高校1年にも広げる。少子化で事業環境が厳しさを増す中、新しい学習ツールを提供し、競合する学習塾に対抗する。
4月の新講座開始時に、9学年計約80万人でタブレット端末の利用を見込む。問題集や講義動画などを提供するほか、解けない問題や疑問点を端末で送信し、質問すれば、翌日に回答が戻ってくる仕組みも設ける。小学生向け講座では、保護者に学習履歴をメールする機能や、受講生同士の交流機能も提供する。