「後悔はない」ラグビー元日本代表の五郎丸さん
引退会見で心境語る、新チーム運営会社の役職に就任へ
ラグビーの元日本代表FBで現役を退いた五郎丸歩さん(35)=ヤマハ発動機=が14日、浜松市内で引退会見に臨み、「すっきりした気持ち。後悔は一つもない」と心境を語った。昨年12月、今年のトップリーグのシーズン終了後に引退すると表明していた。
2008年からヤマハでプレーし、15年に日本選手権で初優勝。同年のワールドカップ(W杯)イングランド大会で大活躍し、3勝した日本代表の躍進を象徴する選手となった。現役時代の印象的なシーンにW杯のスコットランド戦で相手のトライを防いだタックルを挙げ、「大きな責任を果たせたプレー」と振り返った。
今後は、ヤマハが来年1月開幕の新リーグに向けて設立するチーム運営会社で役職に就く。「現役時からマネジメントに興味があった。ヤマハが新しい風を吹かせるので、そこで成長したい。社長になれるくらいの実力をつけたい」と意欲を述べた。