NYに「クールジャパン」店舗をオープン
三越伊勢丹、流行発信の最前線で売り込みを
三越伊勢丹ホールディングスは6日、日本のファッションや芸術作品、食品を展示、販売する店舗をニューヨークにオープンした。官民が協力して海外に日本文化を発信する「クールジャパン」戦略推進の一環で、流行発信の最前線で売り込みを図る。
店舗は業者やデザイナーなどが集結するファッションのイベントに合わせたもので、13日までの期間限定。約50ブランドの商品が店内に並んだ。客のジーン・シェインさんは漆器などを手に取り、「日本の職人技は素晴らしい」と語った。
服飾ブランド、アンリアレイジのデザイナー、森永邦彦さんは、太陽光に当たると白地に色が浮き出る服を出品。「日本の先端技術を取り入れた」と述べた。自らも出展したデザイナーの山本寛斎さんは「店内で新しい才能を見た。世界でも十分に勝負できる」とエールを送った。(ニューヨーク時事)