川崎、選手層の厚さを見せつけて横浜Cに快勝


代表組不在も攻撃力衰えず、開幕からの無敗記録を21に

川崎、選手層の厚さを見せつけて横浜Cに快勝

前半、先制ゴールを決める川崎の小林(右)=2日、ニッパツ(時事)

 改めて選手層の厚さを見せつけた。川崎は日本代表とU24代表の活動で谷口、山根、三笘ら主力5人が不在。さらに中2日の日程もあり、プロ初出場となったイサカ、大卒新人の橘田らが先発起用された。それでも序盤から横浜Cを圧倒した。

 左サイドバックの登里が果敢な攻め上がりで好機を演出。前半39分に家長の右クロスを相手がクリアミスすると、小林が逃さなかった。小林は後半22分にも長谷川の左クロスに走り込んでこの日2点目。「しっかりと決められた」。前節J1記録を更新した開幕からの無敗を21に伸ばした。

 日本代表クラスの選手がそろうチーム内の競争はし烈。生き残りが容易ではないからこそ、「代表組がいないから勝てないとは言われたくなかった」と長谷川。VARの検証で得点は認められなかったものの、前半15分にこぼれ球を拾ってネットを揺らす。アピールに懸ける積極性が表れた。

 ACLに出場するため、次戦は7月17日。独走態勢をキープして、2位以下の追い上げを待つ。鬼木監督は「いろいろ対策もされるが逆に自分たちの力になっている。それが首位にいる意味」。充実感にあふれていた。

 横浜C・早川監督 難しい状況の中で選手がファイトしてくれたところはあった。力の差はあり、敗戦したがよくやってくれたと評価している。