輸出用に制作された和洋折衷家具をミニ展示
横浜市歴史博物館で「横浜彫刻家具~Yokohama furniture~」
1890年代後半から1930年代まで、主に輸出用として制作された和洋折衷の家具「横浜彫刻家具(横浜ファーニチャー)」、その歴史と横浜山手に住んだ日本人一家が使用したそろいの家具を横浜市歴史博物館常設展示室(横浜市都筑区)でミニ展示「横浜彫刻家具~Yokohama furniture~」として展示中(9月30日まで)。
家具は、横浜マイスターに認定されている家具職人・内田勝人さん(蓮華草元町工房代表)によって修復された。横浜彫刻家具は、宮彫りに使うような龍や松竹梅、鳳凰などの東洋的意匠を椅子(いす)やテーブル、箪笥(たんす)などにあしらった和洋折衷の家具。輸出用であり、国内に残されたものも多くなく、個人所有でもあるため、今回のように一堂に見られるのはまれで貴重だ。
開館時間9時~16時30分まで。観覧料一般400円。高校・大学生200円。小中学生100円。横浜市内在住65歳以上100円。