アフリカで最も活発な火山、再噴火の恐れ


コンゴのニーラゴンゴ山、40万人が避難し事故で2人死亡

アフリカで最も活発な火山、再噴火する恐れ

28日、コンゴ東部ゴマ近郊で、食料配給を待つ避難民(AFP時事)

 コンゴ(旧ザイール)東部ゴマで、ニーラゴンゴ山が再噴火する恐れがあるとして政府が避難命令を出し、約40万人が近郊の町サクやルワンダ国境地帯へ逃れた。地元当局が28日、緊急会合で示した報告書で明らかにした。

 報告書は「8万世帯、約40万人が27日にゴマを後にした」と指摘。水や食料の提供、親とはぐれた子供の対応に当たっていると説明した。幹線道路は大勢の避難民で埋め尽くされた。

 アフリカで最も活発な火山とされるニーラゴンゴ山は22日に噴火し、溶岩流がゴマの外れに到達した。32人が死亡し、当局によると27日の避難中にも事故が発生し、さらに2人が死亡したという。(ゴマ(コンゴ)AFP時事)