「史上初の任務完遂を」、中山副防衛相が訓示


東京・大手町の新型コロナワクチン大規模接種センターで

「史上初の任務完遂を」、中山副防衛相が訓示

自衛隊が運営する大規模接種センターの編成完結式で訓示する中山泰秀防衛副大臣(右側壇上)=17日午前、東京・大手町(森啓造撮影)

 自衛隊が運営する東京・大手町の新型コロナウイルスワクチン大規模接種センターで17日午前、接種業務に携わる自衛隊の医官や看護官、民間看護師らが集合し、自衛隊が特別部隊を編成する際に行う「編成完結式」を挙行した。

 中山泰秀・防衛副大臣は「自衛隊の歴史で初めてのオペレーションだ。自衛隊の経験を結集し、任務を完遂できるようお願いする」と述べた。福島功二・自衛隊中央病院長は「(接種の)任務は地域の安心に寄与する大きな意義を有し極めて重要だ。来てよかったと思える心のこもった対応を」と訓示した。

 式典後、中山氏は予診・接種ブースなどを視察し、接種の流れを確認した。会場となる大手町合同庁舎3号館には、受付のための屋外プレハブと、館内計4フロアに接種エリアが設置され、約350人態勢で運営される。