「少しでも平和に」 市川海老蔵が 「三番叟」 を披露


パラ100日前セレモニーで、疫病退散などを祈願する舞踊

「少しでも平和に」市川海老蔵が「三番叟」を披露

「三番叟」を披露する市川海老蔵=Tokyo2020・東京都公式ライブ配信より(時事)

 東京2020組織委員会と東京都は16日、「東京2020パラリンピック100日前セレモニー」を東京都庁(東京・西新宿)で開き、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが舞踊を披露した。小池百合子都知事、橋本聖子東京五輪・パラリンピック組織委員会会長、丸川珠代五輪相らが出席した。

 海老蔵さんは疫病退散などを祈願する「三番叟」(さんばそう)の舞踊を10分にわたり披露。あいさつでは「少しでも平和になることを願いながら、その気持ちだけで踊りました」と思いを語った。

 橋本聖子会長は「コロナ禍の今だからこそ、アスリートが大会で生む感動に世界中の人々が心を揺さぶられ、希望と勇気を得ることと確信している」とあいさつした。

 同式典ではこのほか、パラリンピックシンボルである「アギトス」の除幕式などが行われた。