日本選手団の入村式、橋本聖子団長らが参加
スルツカヤさんが歓迎「お会いできてうれしい」
開幕が近づいたソチ冬季五輪で2日、黒海沿岸の五輪公園に隣接する選手村で日本選手団の入村式が行われた。
計3カ所ある選手村で、沿岸部では日本が最初の入村式となり、橋本聖子団長をはじめスピードスケート女子の菊池彩花(富士急)、住吉都(ローソン)らが参加。歌や踊りの歓迎があり、君が代が流れ日の丸が掲揚された。
選手村を代表して副村長を務めるロシアのフィギュアスケート女子の元選手、イリーナ・スルツカヤさんがあいさつ。「皆さんは夢の実現のために自分をささげて努力されてきました。ソチでお会いできてうれしいです」と歓迎の言葉を述べた。
入村式後に記者会見した橋本団長は、1998年長野五輪で日本が獲得したメダル数10個(金5、銀1、銅4)を上回る目標に変わりはないとし、「今までやってきた成果を発揮できれば超えられないことはない」と話した。(ソチ時事)
選手村の顔はイシンバエワ、「新たなステップ」
ソチ冬季五輪の選手村が1月30日、正式に開村した。メーンの五輪公園に隣接する沿岸部と山間部に計3カ所用意され、沿岸部の選手村は陸上女子棒高跳びで五輪金メダル2個のエレーナ・イシンバエワ(ロシア)が村長を務める。
開村セレモニーでイシンバエワはチェルニシェンコ組織委員会会長らと壇上に上がり、「ロシアには伝統的なおもてなしがある。お客さんが快適に過ごせるようにしましょう」とボランティアに呼び掛けた。
ソチに近いボルゴグラードの出身。昨年末に故郷で発生したテロ事件に胸を痛め、「五輪を通じてソチや母国、ロシア国民が(世界に)良い印象を与え、親しみや頼もしさを感じてほしい」と願う。そんな思いを込めて、選手村の「顔」になる。(ソチ時事)
非公開で開会式リハーサル、周辺は立ち入り禁止
7日に行われるソチ冬季五輪開会式のリハーサルが1日、ソチの五輪スタジアムで行われた。本番と同じ午後8時すぎから始まり、夜遅くまで続いた。ボランティアなど関係者以外には非公開で、周辺は立ち入り禁止とされた。(ソチ時事)