「クラゲ型飛行機」、米ニューヨーク大で開発


重さわずか2・1グラム、4枚の羽でふわふわ浮遊

「クラゲ型飛行機」、米ニューヨーク大で開発

米国で開発中の「クラゲ型飛行機」=15日、ニューヨーク大のリストロフ博士提供(AFP=時事)

 4枚の羽でふわふわ浮遊する「クラゲ型飛行機」の開発が米国で進められている。試作機の重さは、わずか2・1グラム。長さ8センチの花びら型の半透明の羽4枚が、海中のクラゲのような動きで羽ばたいて上昇する。羽の1枚を激しく動かせば進む方向も変えられる。

 開発に携わるニューヨーク大のリーフ・リストロフ博士は15日、取材に応じ「ヘリコプターの代わりにできないかと昆虫ロボットを作ろうとしたらクラゲになっていた」と打ち明けた。

 既に大学が特許を申請しており、軍用無人偵察機への応用も考えられるが「大気汚染の調査に使えないだろうか」と博士。名称も「今は飛行クラゲと呼んでいるが『エアロゼリー』とか格好いい名前がほしい」と希望している。(パリAFP=時事)