鹿児島市、子供たちの防災教育に力を入れる


桜島の教訓を後世に、「大正噴火」から100年

鹿児島市、子供たちの防災教育に力を入れる

避難の際に玄関に残しておく安否カードと、防災新聞を作成した黒神中学校の生徒ら=10日、鹿児島市

 桜島(鹿児島市)が大規模爆発を起こし、死者・行方不明者58人を出した1914(大正3)年1月の「大正噴火」から12日、100年を迎えた。島内には大量の火山灰や噴石で埋もれた鳥居が今も残り、市は子供たちの防災教育に力を入れる。2009年以降は、桜島で爆発的噴火が急増。大正噴火100年を機に、地元では教訓を生かそうと取り組みが進む。

 大正噴火では死者・不明者の他に112人が負傷、家屋2148棟が焼失した。大量の溶岩によって、鹿児島湾に浮かぶ島は大隅半島と地続きになった。46年には「昭和噴火」が起き、今も活発な火山活動が続く。

 大正噴火の溶岩で校舎が埋没した旧桜洲尋常小学校は、場所を移し桜洲小学校として存続。50年前から毎年「しのぶ式」を開催し、火山防災について考えたり、大爆発を想定した避難訓練を行ったりしている。