双葉町の「ダルマ市」、ふるさとへの帰還願う


福島・いわき市の仮設住宅で

双葉町の「ダルマ市」、ふるさとへの帰還願う

 東京電力福島第1原発事故で町民が避難生活を続ける福島県双葉町の「ダルマ市」が11日、同県いわき市の仮設住宅で行われた。

 江戸時代から続く行事で、海をイメージして顔を青く縁取った名物の「双葉ダルマ」(写真手前)など、露店に並ぶさまざまなだるまを求めて多くの人たちが集まった。

 仮設住宅暮らしを続ける石井ミイさん(81)は購入しただるまを手に「きょうは懐かしい顔をたくさん見られてほっとしました。早く町に帰れるように願います」と語った。