愛子内親王殿下、14歳に


勉強や学校行事、お忙しい日々

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皇太子殿下御夫妻の長女愛子内親王殿下が14歳の御誕生日を迎えられた=11月23日、東京・元赤坂の東宮御所(宮内庁提供)

 皇太子殿下御夫妻の長女愛子内親王殿下は1日、14歳の誕生日を迎えられた。学習院女子中等科(東京都新宿区)の2年生となり、これまで以上に勉強に励み、学校行事などで忙しい日々を送られている。

 宮内庁東宮職によると、2月の百人一首大会で100枚中約40枚を一人で取られ、約10人のグループ内で最多だった。4月の球技会でソフトボールを選び、チームのチーフを務められたが、3年生チームに初戦で敗れた。8月、静岡県沼津市の臨海学校では約3㌔を御完泳。秋の運動会でむかで競争やダンス、ドリブル競争に出場された。文化祭ではクラスで企画したゲームの進行や景品を渡される役を御担当。模擬店で食券と商品の引換係もされた。

 夏には、御一家で二つの戦後70年企画展を御見学。防空壕(ごう)を再現した設備で空襲を疑似体験し、戦争体験者の話を聞かれた。学校の夏休みの宿題では原爆投下直後の広島で女学生らが市電の運転を再開させたという記事を取り上げ、皇后陛下もこの記事を読んでおられたことから、皇居・御所を訪れた際、話題に上ったという。

 東宮御所では学校の課題や予習、復習に励み、御夫妻から勉強の助言を受けられることも。一人でのランニングや御夫妻とのテニス、同庁職員とのソフトボールやバレーボール、バスケットボールに、チェロの練習も続けておられる。