子宮頸がんワクチン 積極勧奨再開は控えるべきだ 山梨県上野原市長が意向
山梨県上野原市の江口英雄市長は11日の市議会で、厚生労働省が子宮頸がんワクチンの積極的接種を勧奨しないという方針を長期的に維持すべきだ、との意向を表明した。この日行われた本会議での氏家隆信市議の一般質問に答えたもの。
医師でもある同市長は、「医師としての立場の考えだが」としながら、わが国で重篤な副反応が子宮頸がんワクチンで起きていることに関し、欧米で有効なワクチンでも、日本人は体質が異なり、日本人の十分な臨床データを集めないで導入したのが間違い、と指摘。その上で「厚労省は、日本人に合うものが造られるまでは、(積極的勧奨は)控えるべきだ」と述べた。