2014年最初の取引、大発会で6年ぶりマイナス
東京株、382円安
2014年最初の取引である大発会となった6日の東京株式市場は、円安一服を受けて利益確定売りが優勢となった。日経平均株価の終値は、前年末比382円43銭安の1万5908円88銭と大幅安となった。大発会で日経平均がマイナスとなるのは2008年以来、6年ぶり。
日経平均は昨年の大納会にかけて9日連続で上昇し「過熱感が強かった」(大手証券)とされ、円安一服をきっかけに大型株中心に売りが膨らんだ。
ただ、市場関係者の間では「日経平均の下げが目立つが、少額投資非課税制度(NISA)関連の買いは入っており、悲観はしていない」(インターネット証券)との声もあった。
東証株価指数(TOPIX)は前年末比10・14ポイント安の1292・15。出来高は29億2482万株、売買代金は2兆6281億円。
取引開始前に開かれた大発会のセレモニーには、麻生太郎副総理兼財務・金融相が出席し、少額投資非課税制度(NISA)について「さらに規制を緩和するなり、運用がしやすくなるように、われわれも努力していきたい」とあいさつ。その後、晴れ着姿の女性とともに鐘を打ち鳴らした。