ＪＯＣ、ドリンク購入で選手強化費に充てる
日本コカ・コーラ、自販機売り上げの一部を寄付
売り上げの一部をＪＯＣに寄付する「五輪支援自販機」の設置セレモニーでＰＲする北島康介（右から２人目）と竹田恒和ＪＯＣ会長（同３人目）＝８日午後、東京都渋谷区
日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）は日本コカ・コーラの協力を得て、自動販売機の商品売り上げの一部を寄付として受け取り、選手強化費に充てる取り組みを始める。１号機の設置セレモニーが、このほど東京体育館で行われ、出席した競泳男子の北島康介（日本コカ・コーラ）は「選手のサポートをしてもらえるのは励み。未来の金メダリストを育てる意味でも、ぜひ製品を買ってほしい」とＰＲした。
寄付は、特製ラッピングが施された対象自販機で清涼飲料水を購入すると、１本当たり５～１０円がＪＯＣに渡り、加盟競技団体の選手強化や五輪普及活動に役立てられる。日本コカ・コーラは、２０２０年東京五輪までに全国３０００台の設置を目指すとしている。
セレモニーに出席したＪＯＣの竹田恒和会長は「強化に役立つだけでなく、大勢の方の温かい声援でアスリートが背中を押されるようになる」と話した。
