ボージョレ・ヌーボーの販売、きょう解禁
ブーム下火で輸入減少、良質で高価な商品を増やす
フランス・ブルゴーニュ地方の新酒ワイン、ボージョレ・ヌーボーの販売が19日午前0時に解禁される。解禁日にお祭り騒ぎを楽しんだボージョレブームが下火になり、ここ数年は輸入量の減少が続く。こうした中、販売店はワイン愛好家向けに、良質で高価な商品を増やしている。
生産者団体仏ボージョレワイン委員会のジル・パリ会長は18日夜、東京都内で記者会見し「日照時間が長くぶどうが成熟した。素晴らしい品質だ」とアピールした。
イオンリテールは前年まで1000円程度の商品を中心に品ぞろえしていたが、今年は現地コンテストで受賞歴がある生産者の2000~3000円台のワインを増やした。アサヒビールはプレミアムタイプのワインを3銘柄に増やした。