紅葉の下で報道陣向けに試験クルーズ
「琵琶湖疏水」で本格実施を目指す
大津市の琵琶湖から京都市の鴨川合流地点までをつなぐ人工運河「琵琶湖疏水(そすい)」での試験クルーズが14日から始まった。紅葉が見頃となる今月下旬まで運航し、抽選に当たった約500人が参加。アンケートを行い料金設定などを検討、本格実施を目指す。
琵琶湖疏水は1890(明治23)年、日本初の営業用水力発電などを目的に建設された。クルーズは大津―蹴上(京都市東山区)間7・8キロ(約60分)など3コースを設定。ガイド付きで、日本で最も古い鉄筋コンクリート橋などを見学できる。竣工(しゅんこう)当時から残る風景を活用し、観光誘客につなげる。