安倍首相「自分は高い所へまず逃げて」
防災イベントに出席、津波防災を呼び掛ける
「津波防災の日」の5日、安倍晋三首相は東京都内で開かれた防災イベントに出席した。首相は「家族を信じて自分はまず高い所に逃げる。みんなで後で集まる場所を決めておく。大切なことは、正しい知識を身につけておくことだ」と来場者に呼び掛け、津波の際は自らの命を守ることを第一に行動するよう訴えた。
11月5日は、1854年の安政南海地震により中部地方から九州地方にかけ大きな津波被害が出た日。首相はこの日を国連の「世界津波の日」に指定するため、政府として取り組んでいることも説明。「皆さんに関心を持ってもらい、一人でも多くの人を津波被害から守れるようにしたい」と強調した。
イベントには、河野太郎防災担当相や、津波防災を啓発する「津波防災ひろめ隊」のメンバーで、ゆるキャラの「ふなっしー」や「くまモン」らも参加した。