米グーグル、17年に無人機配達開始を目指す
米ネット通販のアマゾン・ドット・コムも意欲的
米グーグルが昨年８月、オーストラリアでテスト飛行を実施した配達用無人機（同社提供・時事）
米ＩＴ大手グーグルは２日、小型無人機ドローンを使った配達事業について、２０１７年の開始を目指す意向を明らかにした。ロイター通信がグーグルの担当幹部の発言を報じた。米政府と規制や技術的課題を協議しているという。
報道によると、グーグル幹部はワシントンで開かれたシンポジウムで「目標は、１７年に事業を立ち上げ、展開することだ」と表明。米連邦航空局（ＦＡＡ）と、ドローンに対する航空管制システムなどを話し合っていると語った。
グーグルは昨年、ドローンによる配達事業を数年以内に実用化すると発表した。同様の配達事業は米ネット通販最大手のアマゾン・ドット・コムなども意欲を示している。ＦＡＡはドローン関連産業の育成を視野に入れ、民間企業と規制の在り方について意見を交わしている。（ワシントン時事）
