星出彰彦さん「思う存分、力を発揮してほしい」
種子島宇宙センターで、宇宙滞在の油井さんらへエール
国際宇宙ステーション(ISS)に実験装置などの物資を運ぶ無人補給機「こうのとり」(HTV)5号機を搭載したH2Bロケット5号機の打ち上げを前に、ISS滞在経験がある宇宙飛行士の星出彰彦さん(46)が15日、鹿児島県・種子島宇宙センターで時事通信のインタビューに応じた。「不測の事態が起きても大丈夫だと思う。思う存分、力を発揮してほしい」と、ISSに滞在中の油井亀美也さん(45)らにエールを送った。
こうのとりは油井さんや米航空宇宙局(NASA)で地上交信チームのリーダーを務める若田光一さん(52)らが協力し、ロボットアームでつかまえる計画。星出さんは「大容量で大型の荷物も運べる」と説明し、こうのとりがISSでの活動を支えているとの考えを示した。
ISSで行われている実験や研究については、すぐに成果を生むわけではないものの、「地道な積み重ねで分かることがある」と語った。
H2Bロケットの打ち上げは、雷の影響で当初予定の16日から17日に延期。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、打ち上げ時刻を17日午後9時35分と発表した。