岡田武史元監督、観客席8万人常設にこだわらず
新国立競技場で遠藤利明五輪相と意見交換
サッカー元日本代表監督の岡田武史さんが11日、建設計画が見直しとなった新国立競技場について、遠藤利明五輪担当相と東京都内で意見を交換した。
サッカー界は将来的なワールドカップ(W杯)招致を見据えて、観客席の8万人常設を求めているが、岡田さんは「次にW杯がアジアに来るのは19年後。そんな先の、誰も責任が取れないことを言うより、東京五輪の後にどう使うのかを考えれば答えは出ると思う」と述べた。
新国立競技場の見直しでは、各方面からさまざまな意見が出ているが、岡田さんは「全てを満たすのは無理だろうから、あの場所にレガシー(遺産)としてどういうものを残すかで決めれば一番いい」と持論を述べた。