「試合が恋しい」、浅田真央が現役続行を表明
「いい演技ができた時の達成感を感じたい」
フィギュアスケート女子の浅田真央(24)=中京大卒=は18日、東京都内で開いたアイスショーの記者会見で「試合が恋しくなり、いい演技ができた時の達成感を感じたいと思い始めた」と話し、現役続行を表明した。
2010年バンクーバー五輪で銀メダルだった浅田は、14年ソチ五輪では6位。同年の世界選手権で3度目の優勝を果たした後、1年間の休養を宣言して去就が注目されていた。
浅田は休養する前まで師事した佐藤信夫コーチの下で今月から本格的な練習を再開。「100%(試合に)復帰するつもりでやっている。自分に期待しながら練習している」と意欲を示した。ただし、18年平昌五輪(韓国)に関しては「今の時点で考えていない」とした。
世界ランキングによって出場資格がある秋以降のグランプリ・シリーズについては、日本スケート連盟が今月中に浅田本人に出場の意思があるか確認する。浅田は今後の大会出場の見通しを明らかにしなかったが、全日本選手権予選となる中部選手権などが復帰戦の候補になるとみられる。