文化の日、皇居・宮殿で文化勲章親授式が行われる
高倉さん「日本人で良かった」
文化の日の3日、皇居・宮殿で文化勲章親授式が行われ、俳優の高倉健=本名小田剛一=さん(82)ら5人が天皇陛下から勲章を受け取った。高倉さんは式後の記者会見で「日本人に生まれて本当に良かった」と喜んだ。
他の受章者は医化学・分子免疫学の本庶佑さん(71)、電子工学の岩崎俊一さん(87)、書家の高木聖鶴=本名郁太=さん(90)、日本文学・比較文学の中西進さん(84)。
受章者を代表して高木さんが「それぞれの分野において一層精進を重ねる決意です」とあいさつ。天皇陛下は「くれぐれも体を大切にして元気に過ごされ、今後ともそれぞれの分野の発展のため尽くされるよう願っています」とお祝いの言葉を述べられた。
会見で高倉さんは「映画俳優で(受章が)一人と言われると、うれしいよりも責任重大だなという気持ちの方が強い。勲章に恥じないものをやらなければいけない」と、決意を新たにしていた。