星組人気トップの柚希礼音さん、宝塚を卒業
退団公演の千秋楽で、過去最高1万2千人が見送り
宝塚歌劇団星組トップスター、柚希礼音さんの退団公演「黒豹(くろひょう)の如(ごと)く」「Dear DIAMOND!!」が10日、東京・日比谷の東京宝塚劇場で千秋楽を迎えた。終演後、同劇場前で行われたサヨナラパレードには過去最高の1万2000人が集結。6年にわたりトップを務め、昨年の宝塚歌劇100周年を盛り上げた人気スターを見送った。
この日の公演の模様は、全国45カ所の映画館やさいたま市のさいたまスーパーアリーナ、さらに台湾の映画館にも生中継され、約2万6000人が映像で見守った。全ての公演を終えた柚希さんは正装の緑のはかま姿で「柚希礼音は皆さまの愛によって育てていただきました」とあいさつし、16年間の宝塚生活に別れを告げた。
柚希さんは1999年に初舞台を踏み、2009年にトップ就任。13年に宝塚初の台湾公演を成功させたほか、昨年11月には日本武道館でリサイタルを行うなど、抜群の人気を誇った。