赤崎・天野教授、メダルのレプリカを寄贈
名城大に記念コーナーを開設、メダルや証書のレプリカを展示
青色発光ダイオード(LED)の開発でノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇名城大教授(86)と天野浩名古屋大教授(54)が16日、メダルのレプリカを名城大(名古屋市)に寄贈した。同大の付属図書館に記念コーナーが設けられ、メダルや証書のレプリカなどが展示された。
式典に臨んだ赤崎さんは「大学に深い感謝の念を示すことができた」と話した。天野さんは「展示を見た若い学生が、僕も私も(頑張ろう)という気持ちになってくれれば」と笑顔で話した。
レプリカはノーベル財団が受賞者1人につき3個を限度に作製。2人は名城大に1個ずつ寄贈した。天野さんは名古屋大にも寄贈したほか、青色LEDの製品化に貢献した豊田合成にも贈る。
名古屋大は同日午前、ノーベル賞の受賞をたたえ、天野さんに特別教授の称号を授与した。