ハリルホジッチ氏「W杯1次リーグ突破目指す」
都内のホテルで、サッカー日本代表の新監督就任会見
サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ新監督(62)=ボスニア・ヘルツェゴビナ出身=は13日、東京都内のホテルで就任会見を行い、「第一の目標は(2018年の)ワールドカップ(W杯)に出場すること。さらに1次リーグを突破して、トーナメントの上を目指す。(日本は)そのために必要な資質は持っている」と抱負を述べた。
12日の日本協会理事会で就任が正式決定したハリルホジッチ氏は、13日午前、居住地のフランスから来日。会見前に正式契約を交わした。
日本代表の公式スーツ姿で壇上に上がったハリルホジッチ氏は日本語で「コンニチワ」と第一声を発し、会見中は時折、笑顔ものぞかせた。
他のクラブ、協会からのオファーもあった中で日本代表監督を選んだ理由として、「私のメンタリティーに似たものを持っている。厳しさ、規律、人を尊敬すること、真面目さ。フットボール界で大事なものを兼ね備えていると思った」と語り、「私は負けることが大嫌いだ。勝利に対する気持ちを植え付けたい」と話した。
ハリルホジッチ新監督の初采配は27日のチュニジアとの国際親善試合。31日のウズベキスタンとの強化試合を経て、6月にはW杯アジア2次予選に臨む。日本協会はスペインでの八百長問題に絡んでハビエル・アギーレ前監督(メキシコ)を2月に解任した。