セブン銀行、「移動ATM車両」を新調


ATMを地面の高さまで下ろせる仕様、被災地派遣に備える

セブン銀行、「移動ATM車両」を新調

 セブン銀行は11日、被災地などに派遣し現金自動預払機(ATM)サービスを提供する「移動ATM車両」1台を公開した。東日本大震災の際、レンタカーで行ったサービスの経験を踏まえ、使い勝手を良くした車両をこのほど新調した。

 同銀は大震災後の2011年5~8月、2トントラックの荷室にATMを乗せた車両を宮城県内に派遣した。その際、利用者から「荷室に上るのが怖い」といった声が寄せられた。

 このため、新車両はATMを地面の高さまで下ろせる仕様にしたほか、車両のサイズも1・5トン車に小型化。一般的な駐車場1台分のスペースに設置できるようにした。新車両は、14日から仙台市で開かれる国連防災世界会議の会場で、実際のサービスを提供する。