観光バス「ザ・ライド」、18年の東京進出を検討
ニューヨークで人気、訪日外国人客を取り込みへ
ニューヨークの人気観光バス「ザ・ライド」が東京での事業展開を検討していることが、9日までに明らかになった。運営会社のリチャード・ハンフリー最高経営責任者(CEO)(58)が時事通信に語った。2018年にも進出し、今後増加が見込まれる訪日外国人を取り込みたいと意気込む。
ザ・ライドは10年に登場。側面がガラス張りで、横向きの座席を設置した特注のバスで繁華街の観光スポットを巡る。添乗員のトークとともに、あらかじめ手配された、路上での歌や踊りなどのパフォーマンスも楽しめる。短時間で娯楽と観光を体験できる手軽さが受けている。
唯一の日本人パフォーマーとして活躍する、新潟市出身の中澤利彦さん(30)は「技術が認められた仕事だ」と胸を張る。
ハンフリー氏は東京進出に向けた提携について「(大手広告代理店など)3社と話し合っている」という。「日本はアジアからの観光客が多く、有望な顧客だ」と期待する。また、日本では着物など伝統文化を意識した演出になるとの見通しを示した。(ニューヨーク時事)