ヤマト運輸、メール便に代わり小口宅配
「宅急便コンパクト」と「ネコポス」を4月に開始
ヤマト運輸は3日、小さな荷物に特化した「宅急便コンパクト」と、荷物を送り先のポストに投函(とうかん)する企業向けサービス「ネコポス」を、4月1日に開始すると発表した。31日で廃止する「クロネコメール便」を引き継ぐサービスと位置付ける。
宅急便コンパクトの運賃は送り先の場所で異なるが、354円から。運賃とは別に、箱形か薄型の入れ物を1個65円で購入する。
ネコポスは全国一律料金で、通販事業者などが対象。荷物は化粧品の試供品やCD、DVDなどを想定している。個人もあらかじめ契約すれば利用できる。
ヤマト運輸は、日本郵便が独占する「信書」を送った顧客が郵便法違反に問われる事態を避けることを理由に、メール便を廃止する。