「省エネルギーは日本の経済成長の切り札」
天野浩名古屋大教授、自民党の原子力政策・需給問題等調査会で講演
青色発光ダイオード(LED)の開発でノーベル物理学賞を受賞した天野浩名古屋大教授は20日、エネルギー問題を議論する自民党の会合で講演した。
天野教授は「省エネルギーは日本の経済成長の切り札になり、安倍晋三首相の経済政策『アベノミクス』をけん引できる」と述べ、技術開発を加速させることが必要と訴えた。
青色LEDの開発は、消費電力が少ない照明の実現につながった。天野教授は、照明の「LED化」推進や次世代半導体の開発により「2030年までに日本の全電力消費量の15%の削減を実現したい」と説明し、省エネに貢献する姿勢を強調した。