マクラーレン・ホンダ「常勝復活」目指し高揚
ホンダのF1復帰は7年ぶり
自動車のF1シリーズに名門マクラーレンと組んで復帰したホンダが10日、東京都内の本社で記者会見を開き、伊東孝紳社長は「四輪最高峰レースでわれわれの真価を発揮するチャンスが訪れた」と高揚感を漂わせた。
ホンダのパワーユニットを使うことになったマクラーレン・グループのロン・デニス最高経営責任者(CEO)は「このチームが支配的な地位を占めることは時間が証明してくれる」と語り、かつての常勝チーム復活に自信を示した。
今季のF1は3月15日決勝のオーストラリア・グランプリで開幕する。ホンダのF1復帰は7年ぶり。1988~92年で計44勝を挙げたマクラーレン・ホンダは23年ぶりの復帰となる。
4日までスペインのヘレスで行われた合同テストでは、新車「MP4-30」はさまざまなトラブルに見舞われたが、正ドライバー2人は前向き。総合優勝2度のフェルナンド・アロンソ(スペイン)は「3度目の王座を狙っている。今度はホンダで勝ちたい」と意欲。2009年の年間王者、ジェンソン・バトン(英国)は「まだ(マシンは)初期段階だが、正しい方向に向かっている」と話した。