ベトナム政府が「赤ひげ先生」に友好勲章


服部匡志医師、12年無償で眼科治療を続ける

ベトナム政府が「赤ひげ先生」に友好勲章

ベトナム友好勲章を胸にあいさつする服部匡志医師=29日、ハノイの国立眼科病院(時事)

 ベトナム政府は29日、同国で約12年ボランティアの眼科治療を続け、「赤ひげ先生」と呼ばれる服部匡志医師(50)に、外国人に対する最高位の「友好勲章」を授与した。

 服部氏は2002年からベトナムで活動を始め、これまでに1万人以上の患者を無償で治療。12年には内閣府が「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」として表彰した。

 服部氏は授与式で「最初は風習の違いに戸惑い、けんかもした。今では多くの若手医師が育ち、自分がいなくてもいいくらいになったのは寂しいが、非常にうれしいことだ」などとあいさつした。(ハノイ時事)