北海道電力が完成した泊原発の防潮堤を公開
高さ16・5メートル、福島の事故受け
北海道電力は16日、2012年8月に着工し、完成した泊原発(北海道泊村)の防潮堤を報道陣に公開した。東京電力福島第1原発事故を受けた安全対策の一環で、高さは海抜16・5メートル、全長1・25キロにわたる。
同社は原子力規制委員会に対し、津波の高さを最大8・15メートルと想定。しかし、東日本大震災の際、福島第1原発に到来した津波の高さが約15メートルと推定されることを踏まえ、想定を上回る高さの防潮堤を建設した。
北海道電は同日、泊原発3号機について、原子炉格納容器内の圧力を下げる配管工事がほぼ完了したとして公開した。泊原発1~2号機には配管が2系統あるが、3号機は1系統しかなく、規制委から増設を求められていた。