フィンランド公認のサンタが成田空港に登場
2年ぶりに年末の風物詩が復活、子供たちと触れ合う
フィンランド公認のサンタクロースが28日、成田空港着の航空機で来日した。成田では2年前まで、年末に向けた風物詩としてサンタ訪問が定着していたが、他空港への到着が増えたこともあって昨年はゼロだった。羽田空港の国際線増便で成田の存在感低下が懸念される中、空港関係者は復活に胸をなで下ろしている。
成田には以前、フィンランド航空で来日する同国公認サンタのほか、クリスマス郵便のピークに空港郵便局に現れる同国ラップランド州公認サンタなど、さまざまなサンタが訪問していた。
しかし、同航空は1995年の関西空港就航以降、サンタの到着空港を分散化。国公認サンタが成田に登場する機会が減少したほか、ラップランド州のサンタも昨年7月の郵便局廃止に伴い、現れなくなった。
国公認サンタが成田に降り立ったのは、東日本大震災の被災者激励のため、異例の夏に来日した2011年以来3年ぶりで、年末時期としては5年ぶり。12月24日まで日本に滞在し、東京や大阪などで子供たちと触れ合うという。