錦織、往年の名選手アンドレ・アガシ氏と熱戦
東日本復興支援テニスイベント、エキシビションに歓声
東日本大震災の復興支援イベント「ドリームテニスARIAKE」が22日、東京・有明コロシアムで行われ、錦織圭(日清食品)が元世界ランキング1位の往年の名選手アンドレ・アガシ氏(44)米国と対戦し、会場を沸かせた。
アガシ氏とのエキシビションは8ゲームマッチで実施。全米オープン準優勝の錦織が得意のバックハンドで鮮やかなリターンエースを奪って拍手を浴びれば、引退から8年がたったアガシ氏もブランクを感じさせない鋭いショットを披露した。
8-6で競り勝った錦織は「プレースタイルが似ているところがある。彼のストローク戦での展開の速さは勉強になる」とコメント。アガシ氏は錦織について、「素晴らしいショットメーカー。世界ナンバーワンになれるだろうし、四大大会制覇もできると思う」と来年以降の活躍に太鼓判を押した。
イベントは錦織のコーチを務めるマイケル・チャン氏(米国)や日本のトップ選手だった松岡修造氏、車いすテニスの国枝慎吾(ユニクロ)らも参加し、計5試合を実施。収益は日本テニス協会の被災地支援事業に充てられる。