話題の小型風力発電機はカボチャ型
ベトナム人チャン・タイン・タイン氏、自宅用に開発
ベトナム南部ベンチェ省の男性がカボチャ型の小型風力発電機を開発し、話題を呼んでいる。自宅の照明や扇風機、テレビなどに必要な電気をすべて賄っており、複数の会社や個人が共同ビジネス化を提案した。
男性は農業兼運転手のチャン・タイン・タイン氏(37)。4枚羽根などの試作品を経て、多方向からの風をキャッチできる10枚羽根、直径約2メートルのカボチャ型に落ち着いた。変電装置で家庭用の220ボルトに変換し、バッテリーに充電できる。
1機1500万ドン(約8万円)で発売したところ、これまで2社から合弁事業、個人3人から独占販売契約のオファーを受けた。タイン氏は自身で個人の会社を設立する方針だが、「資金や技術力のある日本企業からオファーがあれば前向きに検討する」と話している。(ハノイ時事)