周防正行さんと草刈民代さん夫妻が体験
四谷税務署で「e-Tax」を使い贈与税ネット申告を模擬体験
来年1月に相続税の増税を控え、贈与税への関心が高まる中、映画監督の周防正行さん(58)と妻で女優の草刈民代さんが11日、東京・四谷税務署で「e-Tax」(国税電子申告・納税システム)を使った贈与税のインターネット申告を模擬体験した。
結婚20周年を前に、周防さんから草刈さんに現金300万円が贈られたと想定。夫妻は職員に教わりながら、署内のパソコンで申告を体験した。
草刈さんは「夫婦間で物をいただいた時も申告が必要とは考えていなかった。ここまで大きな物はもらってないので」と笑顔を見せ、「自分で納める税金なので、中身を知ることが大事」と話した。周防さんは「税金の仕組みはその国の考え方が反映されているので、興味がある」と語った。
11日から17日までの「税を考える週間」のイベントとして企画された。贈与税は、年間に110万円相当を超える財産を譲り受けた場合などに申告する必要がある。