千家さん夫妻の披露宴、松江のホテルで開かれる


両家の親族や地元関係者ら300人が出席

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千家国麿さん、典子さん夫妻の披露宴の引き出物「ボンボニエール」。出雲国造家の紋と、典子さんの皇族時代のお印「蘭(らん)」があしらわれている(宮内庁提供)

 5日に結婚した出雲大社(島根県出雲市)権宮司の千家国麿さん(41)と典子さん(26)の披露宴が6日午後、松江市のホテルで開かれ、両家の親族や地元関係者ら約300人が出席した。

 宮内庁や出席者によると、千家さんは紋付き袴(はかま)、典子さんは着物姿。祝い歌の「大社神謡」が披露され、溝口善兵衛知事らが祝辞を述べた。

 お色直しでは千家さんがタキシード、典子さんが髪にティアラを飾った白いロングドレス姿に。千家さんと父の尊祐さん(71)が最後にあいさつし、新郎新婦が出口で出席者を見送った。

 引き出物として、千家家の紋と典子さんの皇族時代のお印であるランが描かれた陶器製のボンボニエールという小箱が贈られた。出席した男性は「非常に落ち着いた立派な披露宴。お二人とも幸せそうだった」と話していた。