県指定の無形民俗文化財、鹿児島・硫黄島の熊野神社で

鹿児島県三島村の一つ硫黄島で、県指定の無形民俗文化財「八朔(はっさく)太鼓踊り」が熊野神社に奉納された。村民や島外から訪れた観光客らは、勇壮な踊りや神事を楽しんだ。
八朔とは旧暦の8月1日のこと。五穀豊穣(ほうじょう)・豊漁・健康・家内安全を祈りながら男性が奉納する。矢旗を背負い太鼓を抱えた踊り手が、かねを持った歌い手による独特の節に合わせて勇壮に舞う。
鹿児島市内から訪れた柳原寛史君(13)は「仮面が手作りですごかった。神聖だと感じた」と、圧倒された様子だった。