「法王のサッカー」で平和親善
マラドーナ、バッジョも登場
イタリアのローマで1日、フランシスコ・ローマ法王の発案で実現したサッカーの平和親善試合が行われ、法王の出身国アルゼンチンの元代表マラドーナら、世界的なスター選手が観客を沸かした。
試合はスポーツを通じ、世界平和と異なる宗教の融和を訴えることが狙い。大のサッカーファンで知られる法王が、元フランス代表ジダン、元イタリア代表バッジョのほか、アルゼンチン代表メッシ、イタリアのインテル・ミラノで活躍する長友佑都らに参加を呼び掛けた。
現地からの報道によると、マラドーナは華麗なボールさばきでバッジョのゴールをアシスト。大きな歓声が上がった。
法王は観戦しなかったが、試合前にバチカンで選手らと面会。ロイター通信によると、法王は「すべての人々が平和で、人種や言語、宗教の違いによる差別の排除につながることを期待している」と述べた。
試合で得られた収益金は、慈善団体に寄付されるという。(ジュネーブ時事)