「かわいい」御朱印帳に人気が集まる


鮮やかな色やドット柄など、女子向けのデザインが登場

「かわいい」御朱印帳に人気が集まる

鮮やかな色やドット柄を使うなど若い女性を意識したデザインで人気を集めている「御朱印帳」=名古屋市のロフト名古屋店

 寺社参拝の証し「御朱印」をもらうための帳面「御朱印帳」に、鮮やかな色やドット柄を使うなど若い女性向けのものが登場している。従来は寺社で販売される落ち着いた色柄のものが主流だったが、御朱印集めの裾野の広がりを受け、織物会社や文具メーカーが独自の御朱印帳を作り始め、人気を集めている。

 光織物(山梨県富士吉田市)は、富士山や松竹梅、ウグイスなどを描いた織物の表紙が特徴の「GOSHUINノート」8種類(各2160円)を販売する。蛍光色やパステルカラーで、裏表紙はドット柄。各地の寺社を回る女性「御朱印ガール」の出現もあり、「若者が気軽に持てるポップなデザインを心がけた」(同社)という。月に1500~2000冊を売り上げる。

 文具デザインや製造を手がけるトコナッツ(京都市)もオリジナルの5種類を今春販売。赤や紺のちりめん地にカラフルな梅柄のもの(1944円)が人気で、品薄状態が続く。

 生活雑貨を扱うロフト名古屋の担当者は「手に取るのは20~30代の女性が多い。価格が高い割によく出ている」と話す。