日本郵便、年賀はがきにキティちゃん
SNSとの連携を強化、新たに「LINE」とも
日本郵便は27日、2015年用年賀はがきを10月30日に発売すると発表した。サンリオの「ハローキティ」を初めて採用するなど、人気キャラクターの活用やインターネット交流サイト(SNS)との連携を強化。年賀はがきの総発行枚数は前年並みの34億2000万枚を見込んでいる。
日本郵政の西室泰三社長は記者会見で「ほっておいたら年賀状を出すという習慣はどんどん死滅する可能性が強い」と話し、若年層の取り込みで年賀はがきの利用減少に歯止めをかける考えを示した。
ハローキティの年賀はがきには、ソニー子会社の拡張現実(AR)技術を導入。はがきに印刷してあるQRコードをスマートフォンで読み込み、専用アプリをダウンロードすると、スマホ画面でキティちゃんの年頭のあいさつを受けられるほか、キティちゃんが入った写真をスマホで撮れる。
また年賀はがきの作成で無料通信アプリ「LINE」と新たに連携。住所が分からなくても、LINE上の友人に年賀はがきを出せるようにした。