安倍首相「ロボット革命実現会議を」


産業用や介護用のロボットの活用現場を視察

安倍首相「ロボット革命実現会議を」

双腕型産業用ロボットを導入した、グローリー株式会社埼玉工場の生産ラインを視察する安倍晋三首相(左)=19日午前、埼玉県加須市(代表撮影)

 安倍晋三首相は19日午前、埼玉県加須市や東京都墨田区を訪れ、産業用や介護用のロボットの活用現場を視察した。この後、首相は記者団に「ロボットを成長戦略の大きな柱にしていく。(普及拡大策を検討する)ロボット革命実現会議を立ち上げ、日本の成長に生かしていきたい」と表明した。

 首相は「2020年に世界中のロボットを集めて技能を競うロボットのオリンピック(開催)を目指す。ロボット市場を現在の3倍の2・4兆円にしたい」と意欲を示した。

 首相は加須市の工場で、人とロボットが分業するレジの釣り銭機製造ラインを見学。墨田区の特別養護老人ホームでは、装着型の介護ロボットや、車椅子にもなるベッドなどを自ら体験し、「使いやすい」と感想を語った。