ベトナム・ハノイに「日本国際眼科病院」開設へ
「赤ひげ先生」こと服部匡志氏らの活動拠点に
ベトナムのハノイ市人民委員会は16日、同国でボランティアの眼科治療を続け、「赤ひげ先生」と呼ばれる服部匡志氏らが設立した「ハットリ&ドリーム・パートナーズ」社に、投資ライセンスを授与した。同社は市内に「日本国際眼科病院」を建設し、服部氏の活動拠点とする。
ハットリ社の会長に就任した服部氏は、ライセンス授与式で「ベトナムで仁愛の心を持った医師に、技術を惜しみなく伝えたい」と述べた。
病院は、眼鏡販売店「パリミキ」を運営する「三城」などが約3億円を出資。医師5人、看護師約15人体制で、8月にも開院する。病院は民間の営利施設だが、服部氏自身は低所得者に対する無料での治療活動を続けるという。
服部氏は2002年からベトナムで活動を始め、これまでに1万人以上の患者をボランティアで治療。12年には内閣府が「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」として表彰した。(ハノイ時事)