連絡船125年ぶりの「復活」琵琶湖巡り


竹生島などに立ち寄り、大津-長浜間を8時間で往復

連絡船125年ぶりの「復活」琵琶湖巡り

定期船就航記念セレモニーで出航の鐘を鳴らす大津市の越直美市長(左から2人目)ら=大津市

 日本初の鉄道連絡船就航から130周年になるのを記念し、琵琶湖汽船(大津市)が琵琶湖の名所を巡る定期船の運航を始めた。11月30日まで土日祝日に運航する。

 同社の前身の太湖汽船は1884年、長浜(滋賀県)-敦賀(福井県)間の鉄道開通を機に、湖の対岸にある長浜と大津を結ぶ連絡船を就航。しかし、89年に両地点をつなぐ鉄道が開通したため、わずか5年で廃止された。

 今回運航する定期船はパワースポットとして知られる竹生島などに立ち寄り、大津-長浜間を約8時間で往復する。湖の旬の食材を用いた特製弁当で乗客をもてなす。