米南部で発見、130年前のタイムカプセルか


南北戦争の南軍リー将軍像の台座から、銅製の箱に銃弾など

米南部で発見、130年前のタイムカプセルか

米南軍のリー将軍像の台座から見つかった130年前のタイムカプセルとみられる箱=ノーサム・バージニア州知事のツイッターより

 米南部バージニア州にあった南北戦争(1861~65年)の南軍司令官リー将軍像の台座から27日、銅製の箱が見つかった。1887年の新聞記事には将軍像にタイムカプセルが隠されたと記載されており、同州のノーサム知事は箱の写真を添えて「見つけた! 皆が探していたタイムカプセルのようだ」とツイッターに投稿した。

 当時の記事によると、カプセルには銃弾や貨幣、地図のほか、ひつぎに納められたリンカーン大統領の貴重な写真などが入れてある。28日の開封に先立ちX線にかけられ、ノーサム氏は「専門家はコインや書籍、南北戦争時の銃弾が収められているとみている」と説明した。

 米国では昨年の黒人男性ジョージ・フロイドさん暴行死事件をきっかけに、南軍将軍像が人種差別の象徴として抗議行動の標的となった。(ワシントンAFP時事)